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元銀行「融資課長」の行政書士が教える~『信用保証協会』の豆知識③2016.07.30

【 信用保証協会はどこまで保証してくれるのでしょうか?】

①平成19年10月1日付で「責任共有制度」が導入されて、信用保証協会の保証が100%ではなくなりました。「創業関連保証に係る保証」等の一部を除いて、信用保証協会が保証するのは融資金額の80%で、残りの20%は金融機関のリスク負担ということになりました。

②これは、「責任共有制度」の導入以前に信用保証協会付融資の延滞が大量に発生し、それに伴う代位弁済が集中したことが大きな原因になっています。なぜなら、代位弁済の財源は、最終的には国の税金から補填されているからです。

③このため、以前のように「信用保証協会の保証付融資」だからといって、金融機関において安易に融資をするのではなく、リスクを負担することで、厳しく、しっかりと審査をすることを暗に意識付けしたものと言われています。